髪の構造と成長のメカニズム
一度抜けた後、始めは3年程、次には4〜6年程の寿命で生え変わりながら、徐々に濃くなって、やがて大人の毛に生え変わっていくわけです。
毛が生えてから抜け落ちるまでの周期、つまり毛周期は大人になると一定してきます。
目安としては5〜6年というところです。
毛の根元の部分は、皮膚の外に出ている部分を毛幹といい、皮膚の中にある部分を毛根といいます。
毛根の根元は表皮、真皮の下の皮下組織に入り込み、毛球といって、最下部はぷっくりと膨らんでいます。
その下端にあるのが毛乳頭で、それを取り囲むように毛母細胞とメラニン細胞が密生しています。
毛入頭には血管や神経が集まっていて、毛母細胞は、そこから栄養を受毛け取り、子細胞(毛芽細胞)を次々とつくって、毛を成長させていきます。
髪の毛は、ケラチンというタンパク質からできています。
断面を見ると一番外側に「毛小皮」、その内側に「毛皮質」、中心部が「毛髄質」とそれぞれ呼ばれる3層になっています。
ちょうど皮膚表面が角質層、表皮、真皮という3層でできているのと同じように精密な構造で、0.何ミリという太さの毛も成り立っているわけです。
髪の毛は、生まれたばかりの赤ん坊にも髪が生えています。
実はこの毛は実際の髪の毛でなく産毛で、髪の毛に限らず赤ん坊の全身を覆っている産毛は、2歳くらいまでにいったん全て抜け落ちてしまいます。
これは言わば毛根の予行演習のようなものです。